無事に手術が終わった安堵感も束の間。麻酔から目覚めた私を待っていたのは、40年の人生で経験したことのない「過酷な一夜」でした。 手術時間は?痛みは?夜はどう過ごした? これから手術を受ける方へ、隠さずリアルにお伝えします。
1. 手術時間は予定通りにはいかない?
事前の説明では「麻酔を含めて3時間」と言われていましたが、結局、病室に戻ったのは5時間後でした。 筋腫を「かつら剥き」のようにして切除した後、縫合(ほうごう)に時間がかかったそうです。巨大筋腫ならではのハードな手術だったのだと、後から実感しました。
2. 目覚め直後の体調:寒気・だるさ・吐き気
麻酔から覚めた瞬間、まず感じたのは強烈な**「だるさ」と「寒気」**でした。
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寒気: ガタガタと震えが止まらず、すぐに電気毛布を入れてもらって落ち着きました。
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吐き気: 車酔いしやすい体質なので覚悟していましたが、意外にも吐き気はゼロ。
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喉の渇き: 翌朝まで水は飲めませんが、我慢できる程度でした。
とにかく眠いのに、脳が興奮状態にあるせいで全く眠れない。この**「眠りたいのに眠れない」**状態が、夜の辛さを加速させました。これが本当につらかったです……。
3. 傷口の痛みと「魔法のボタン」の限界
私の傷は、おへその上下に小さな穴と、巨大筋腫を取り出すための恥骨上の横切開(約7センチ)。 背中から入れている**「硬膜外麻酔(こうまくがいますい)」**のおかげで、じっとしていれば重い生理痛程度のはず……だったのですが。
現実は、初めて経験する激痛にパニック状態。 手元のボタンを押すと薬が追加されるのですが、あまりの痛さに一晩中ボタンを連打してしまいました。翌朝、看護師さんにその回数を見られて驚かれたほどです。

今思えば、この「初めての痛み」をうまく周りに分かってもらえず、一人で耐えていた時間も精神的にしんどかったです。
4. 傷口の痛みより100万倍辛かった「腸の動き」
深夜、麻酔のスイッチを押しても全く効かない激痛に襲われました。 傷口ではなく、**「腸が動き出した時の痛み」**です。
ガスが動き、腸が締め付けられる感覚。まるでお腹の中をゾウに踏み続けられているような痛みで、息も満足にできません。ベッドの柵を握りしめ、ただただ耐えるしかありませんでした。 ※これは体が正常に戻ろうとしている「良い兆候」なのですが、当の本人はそれどころではありません(笑)。
5. 一瞬も時間が進まない、孤独な戦い
足には血栓予防のポンプが常に作動し、2時間おきに検温がある。 痛みでスマホをいじる余裕なんて1ミリもありません。 「朝はまだか…」と何度も時計を確認するのですが、さっき見た時から5分も進んでいない。 暗闇の中で、痛みのことしか考えられない時間は、まさに拷問のようでした。
6. 後悔から学ぶ「もっとこうすればよかった!」
これから手術を受ける方には、私と同じ後悔をしてほしくありません。ぜひ、次の2つを覚えておいてください。
① 痛みの「具体例」を盛らずに伝える!
私はボタンを連打して耐えてしまいましたが、「ボタンを連打しないと耐えられないほど痛い」と具体的に伝えていれば、もっと早く座薬を入れてもらえたかもしれません。 我慢は美徳ではありません。限界が来る前に、はっきりと訴えましょう!
② 「気を紛らわすもの」をわがままにリクエストする
スマホが無理でも、「テレビや動画を流しっぱなしにさせてほしい」とお願いすればよかったです。無音の暗闇で時計と睨めっこするのは精神的に一番きついです。何か耳から入る情報があるだけで、痛みへの集中力が少し分散されます。
7. 看護師さんには遠慮なく伝えよう!
「忙しそうだし…」と遠慮するのは絶対に損です。
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氷枕: 熱っぽかったので、氷枕をもらうだけで少し楽になりました。
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寝返り: 自分では動けないので、看護師さんに体を支えてもらい少し向きを変えるだけで、痛みが逃げることがあります。
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最終手段の「座薬」: 結局、私は朝6時に座薬を入れてもらいました。すると30分で嘘のように楽に!もっと早くお願いすればよかった!
8. 手術当日の夜を乗り越えるあなたへ
手術当日の夜は、入院生活の中で間違いなく一番の山場です。 自分の力では寝返りすら打てず、痛みと孤独に押しつぶされそうになるかもしれません。
でも、**「明けない夜はない」**というのは本当です。 あんなに痛みに弱い私でも、朝を迎えた時には「終わったんだ」と達成感に包まれました。 今まさに不安なあなたも、大丈夫。絶対に乗り越えられます。
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