アラフォーで結婚したら、親の介護がすぐに来る現実
私は40歳で結婚し、その翌年、41歳で実の父が他界しました。
父の時は、倒れてそのまま入院したので、自宅で介護することはありませんでした。
しかし、配偶者がいなくなった75歳の実の母は、
これから一人で気楽に人生を楽しんでほしかったにも関わらず、
年々体が衰え、要支援1に。
そしてその1年後には、要介護2になってしまいました。
アラフォーで結婚すると、親の介護がすぐにやってくる──
これは、私が身をもって体験した現実です。
親の介護は「他人事」ではなかった…
親の介護問題は、どこかで「他人事」のように感じていました。
けれど、自分で体験してみると、
- マジでしんどい…
- 辛い…
- 目の前が真っ暗になる…
こんな感情に襲われる日々でした。
私の場合は、車で2時間の距離に親と離れて暮らしているので、
いわゆる遠距離介護です。
ヘルパーさんやデイサービスにも頼りつつ、
月に1回は実家に帰って母に会うようにしています。
親が要介護になった時、親の健康状態の確認、通院の付き添い、
ケアマネジャーさんとの相談、介護サービスの契約など、
実家に通う回数がどうしても増えます。
離れて暮らす親の介護問題を乗り越える上で、実家に帰ることを快く許してくれるパートナーの存在は、かなり重要だと痛感しました。
結婚相手を選ぶ時、「介護に協力してもらえる相手かどうか」を見極めないと、後々のしんどさが大きく変わってきます。
親の介護を乗り越えるための結婚相手見極めポイント4つ
1. 自分の親を大切にしているか
マザコンすぎるのは要注意ですが、自分の親のことを心配したり、
たまにでも親孝行をしている人は、パートナーが親のことを心配する気持ちも理解してくれます。
親のことをあまり大事に思っていない人は、あなたが頻繁に実家に帰ることや、
介護のために時間を使うことを理解してくれず、協力を得られない可能性があります。
【チェックポイント】
- 結婚前に、彼の親とどれくらい会っているか?
- 彼が親のことをどう思っているか?
- 彼と親の関係性を探ってみましょう。
2. 一人でも家のことができるか
完璧に家事をこなせなくてもいいけれど、できれば一人暮らしの経験があったり、
最低限、食べることや洗濯ぐらいはひとりでできる人がおすすめです。
40代になっても実家から一度も出たことがない男性の中には、上げ膳据え膳、いつも清潔な着替えをママに用意してもらっている人もいます。
結婚してから家事を覚えようと協力してくれる人なら良いのですが、
40年間育ってきた「ぬるま湯」の環境から抜け出すのは至難の業。
何もできない人と結婚すると、あなたがママの代わりをすることになり、家を空けるときの準備が膨大になります。
もしかしたら、家を空けることに対しても嫌な顔をされるかもしれません。
- 料理や掃除の経験があるか?
- 一人暮らしの経験があるか?
- 実家から出たことがないなら、どれぐらい一人でやったことがあるのか?
- 一人にされても生きていけるか、見極めましょう。
3. ひとりの時間を楽しめるか
一人でも趣味があったり、楽しみを持っている人だと、あなたが家を空けやすいです。
むしろ、一人の時間を楽しめる人の方が、介護期間中にはありがたい存在になります。
「かまってちゃん」や寂しがり屋だと、頻繁に連絡が必要になったり、
実家に帰る日数をできるだけ少なくしたりと、あなたの行動に調整が必要になります。
もちろん、家を頻繁に空けることで「自分のことはどうでもいいの?」と喧嘩が増える可能性もあるでしょう。
- 休日の過ごし方や趣味について確認しておきましょう。
- なんでも二人でやりたがる人は、一人にされると時間を持て余すかもしれません。
4. 相手を応援してくれるか
相手がやりたいことに対して、背中を押してくれる人であることも重要です。
介護は親との時間が増えて、孤独を感じやすいものです。
そんな時に、少しでも話を聞いてくれる人でないと、夫婦関係にもヒビが入る恐れがあります。
- あなたが提案したことに耳を傾けてくれるか?
- 不安なことや悩みをしっかり聞いてくれる人か?
- 結婚する前に確認しておきましょう。
まとめ
親の介護は、誰にでも起こりうる問題です。
もちろん介護に協力的な結婚相手を選ぶのがベストですが、
平日毎日仕事をしている男性に介護を手伝ってもらうのは現実的に難しいことが多いでしょう。
仕事を休んでもらうのは無理ですし、仕事への影響は家計にも響く恐れがあります。
だからこそ、結婚相手を選ぶ時に、「介護問題にぶち当たっても夫婦の仲が悪くならない、問題を乗り越えられる相手」を選びましょう。
結婚はゴールではなくスタートです。
結婚してからも、まだまだ人生のハードルを夫婦で越えていかないといけません。