実の母親の認知症を疑い始めて
毎日飲めていた、糖尿病、高血圧の薬を飲めていないことが発覚。
ほぼ一人暮らしの状態の母
離れて暮らしながら
どうやって薬を飲ませればいいの?
親が飲んでいる薬を家族が理解する
お薬手帳を探す
几帳面な人なら
薬局や病院で
薬の情報を
お薬手帳にしっかり記入してもらってる
うちの場合は、
物忘れも激しく、
もともとずぼらな母なので、
お薬手帳が見つかっても
1ページ目以降記載がなかった・・・
3日坊主ならぬ、1日坊主か。
かかりつけ医院で現在の薬を確認、改めて薬をもらう
お薬手帳もなかったし
薬の種類も多く
飲まないといけない薬の把握ができなかったので
かかりつけのお医者さんに相談して
新たに正しい薬を貰い、
お薬手帳も再発行してもらった。
糖尿病、高血圧、ビタミン剤、便秘薬など・・・
高齢者が飲む薬の錠数はとにかく多い。
朝は8種類ほど飲まないといけない
それも朝食前に1錠
朝食後に7錠・・・
うーん
ややこしい・・・
これは老人には
難易度高すぎるやろ・・・
この時に一包化してもらわなかったことを後悔・・・
認知症でも薬の管理をする方法とは?試してみた方法と結果
薬が1包化されていない時は
自作でチャック袋に入れて1包化すると
バラバラにならなくて管理しやすい。
チャック袋は
100均で購入できます。
「お薬カレンダー」のメリット、デメリットとは?
真っ先に浮かぶ方法
「お薬カレンダー」を試してみた。
チャック袋に入れた薬をセッティング
曜日が分からなくなると
カレンダーの意味がないので
以前購入した
デジタル日めくりカレンダーも横にセッティング
母がちゃんと飲めるのか観察してみる。
お薬カレンダーを使ってみた結果は・・・
残念ながら
うちの母には使えなかった。
何度言っても
別の曜日や違うマスを取ってしまって
目の前で間違いを確認出来たらいいけど
私が離れたとこにいたら、
間違えて飲んでしまう。
なので
お薬カレンダーは断念した。
お薬カレンダーのメリット
- 飲まないといけない薬が一目でわかりやすい。
- 薬をなくさない。
- 薬カレンダーは安く買える。
- 曜日や時間をしっかり把握できる高齢者には向いている。
お薬カレンダーのデメリット
- 1週間しか管理できないので離れて暮らしていると1週間ごとにセットしないといけないので、大変。
- 1度、違う曜日や違うマスを取ってしまったら、そこからズレてしまう。
- 正しく飲んでいるか、目の前で見ていないとわからない。
朝昼晩の薬管理ができなくなった時の解決法とは?
カレンダーがダメだったことで
曜日や朝昼晩の管理もできていないことが分かった。
どうするか・・・
かかりつけ医に相談して
1日1回、
朝だけまとめて飲むよう
1包化してもらうことにした。
1日1回だけ飲めばいいことになり
管理しやすくなりました。
日めくりカレンダー方式の薬ボックスのメリット、デメリットとは?
1包化した薬を
確実に飲んでもらうにはどうしたらいいか?
1袋づつ取り出せるボックスを作ってみた。
ケースも100均で購入。
1包化された薬には
念のために日付を書いて
ちゃんと飲めているか
ヘルパーさんや訪問看護の方に
見てもらうことにした。
お薬ボックスのメリット
- 1か月分の薬をセットできる
- 薬の残りがわかりやすい。
- 100均グッズで簡単に作れる
- 前から取るだけなので間違いが少ない
- ヘルパーさんや看護師さんにも確認してもらいやすい
お薬ボックスのデメリット
- 前から取らずに2番目を取ってしまったりする。
- 薬のが目の前にあると、間違って1日2回飲んでしまったりする。
- 間違って飲んでしまうと体調が不安
薬ボックスを使ってみた結果は・・・
最初は順調だったけど、
やっぱり目の前にあると
薬を飲み忘れてると勘違いして
1日2回飲んでしまった。
ヘルパーさんに確認してもらったら
2日分ほど足りなくなっていた。
なぜか前から取るはずが
2番目から取ってしまい、
日にちがズレてしまってた。
母の場合はこの方法もダメだった・・・
介護ヘルパーさんによる毎日の服薬確認、メリット、デメリットとは?
ヘルパーさんによる
毎日の服薬確認は
介護保険の点数が足りなくて
うちでは断念したけど
やっぱり
誰かに確認してもらうのが一番確実でしょう。
ヘルパーさんによる
毎日の服薬確認はありがたい。
でも、
その代わりに今使っている
デイサービスや訪問リハビリを
減らすのも現実的ではないかも。
どちらを選ぶかが難しい。
ヘルパーさんによる毎日の服薬確認のメリット
- 確実に薬を飲める
- 本人も家族も安心
ヘルパーさんによる毎日の服薬確認のメリット
- 介護保険の点数が減るので、ほかのサービスを減らさないといけない
- ヘルパーさんが来る前に薬を飲んでしまうこともある
- 目の前に薬があると飲んでしまうので、薬は隠す必要がある
- 毎日来てもらえるヘルパーさんを探すのは大変
- ヘルパーさんが休みの時は家族が管理しないといけない
服薬ロボット「FUKU助くん」で薬の管理をしてみた効果とは?
薬の管理に悩んでいた時に
ケアマネジャーさんに教えてもらった
服薬ロボット「FUKU助」を
自宅に設置することにした。
残念ながら、
FUKU助くんは
介護保険が使えなくて
自費負担
レンタルで
1か月11,000円と高額。
レンタル開始時に、
初期費用 18,800円、
保証金 20,000円も
別途必要。
値段が高いのですごく悩んだけど、
別のいい方法が見つからないし、
薬は母の命にも係わる重大な問題
思い切って契約した。
結論としては・・・
FUKU助くん大正解!!
ふくすけ君が家に来てから
薬の飲み忘れ
間違いは一切なくなった!
ほんとによかった。
最初は戸惑ていた母も
徐々に慣れてくれた。
服薬ロボットFUKU助の”7つのメリット”
1.薬の取り出し操作が簡単
母が操作に慣れるまでは
見守りながら使ってみた。
高齢者は新しい機械を
毛嫌いして、
苦手意識があるけど
FUKU助くんは
設定しておいた薬の時間が来たら
お知らせしてくれて
画面の大きなボタンをタッチするだけ
音声と光ってお知らせしてくれる。
操作が簡単で母にもすぐにできた!
2.薬を取り出すと家族のスマホに連絡が来る
スマホにアプリを入れると
母が薬を取り出したタイミングで
すぐに連絡が来るので安心
出かけていても
スマホの画面で
確認できるのでありがたい。
3.薬は勝手に取り出せない
「今日、薬飲んだかな?」っと
老人はよく不安になる。
不安になって勝手に
薬を取り出されたら大変だけど
専用の鍵が付いているので
鍵を隠しておけば
勝手に取り出せないので安心
本体を操作して取り出そうとしても
画面にロック機能がついているので
安心です。
4.毎日のスケジュールを教えてくれる
1週間に、
デイサービス、ヘルパー、
訪問リハビリ、看護師さんが来る日、
通院の日など
高齢者は結構忙しい。
カレンダーに予定を書いていても
忘れてしまうこともある。
FUKU助に
あらかじめ予定を入力しておけば
予定の時間の前に
準備の声掛けしてくれて
予定の時間にも教えてくれる。
この機能のおかげで
母は自分で準備して
デイサービスにも行けた。
本当にありがたい機能!!!
薬以外にも
食事や寝るときに声掛けもしてくれる
ゴミの日も設定しておけば
前日と当日に教えてくれるので便利です。
5.パソコン、スマホからスケジュールを編集できる
スケジュールの設定は
本体じゃなくても設定できる。
クラウドで管理してくれるので
離れていても
自分のパソコンやスマホから設定できるので便利。
6.ネットの設定が一切いらない
SIMカードが内蔵されているので
自宅にネット環境がなくても
データ通信料無料で使える。
7.愛着がわく、かわいい見た目
おもちのような丸いフォルムで
見た目がかわいい♪
表情のシールがついているので
自分で顔をカスタマイズできる!
レンタルだけど
ペットのような存在で愛着が湧いてきます
母にも好評です!
服薬ロボットFUKU助の”7つのメリット”
-
薬の取り出し操作が簡単
-
薬を取り出すと家族のスマホに連絡が来る
-
薬は勝手に取り出せない
-
毎日のスケジュールを教えてくれる
-
パソコン、スマホからスケジュールを編集できる
-
ネットの設定が一切いらない
-
愛着がわく、かわいい見た目
服薬ロボットFUKU助の”7つのデメリット”
うちにとっては
すでにFUKU助くんは必要不可欠な存在ですが、
デメリットも紹介しておきます。
1.レンタル料金が高い
こんなに便利なのに
介護保険が使えないので
値段は高いです。
1か月11,000円
初期費用に38,800円
考えたくないけど
親が施設に入るまで
ずっと払い続けないといけない金額。
結構な負担です。
2.お試しできない
高額なので
正式に契約する前に
お試ししたかったけど
取扱販売店いわく、
人気でお試しのデモ機がすべて貸出されていて
いつになるかわからないらしい。
うちはすぐにでも使いたかったので
お試しできず
契約することになった
結果としてはよかったけど
お試しはしたかったかも。
3.薬は最大31日、セッティングには注意が必要
最大1か月分セッティングできるけど、
1か月に1度は家族がセッティングしないといけない
1か月に1度は
かかりつけ医に薬を貰いに行かないといけないから
丁度いいと言えばいいけど
離れて暮らしていたら
調整が大変なこともある。
薬のセッティングも
薬が詰まらないように
注意して入れないといけないので
慣れるまでは注意が必要。
詳しい説明書もあるので
しっかり読みながらセットしましょう。
4.専用のシールを買わないといけない
1包化された袋の真ん中に
専用のシールを貼らないといけない。
シールは使い捨てで
使い回しできない
仕様上、仕方ないけど、
もったいない気もする。
薬包貼り付けシール(120枚入り)で
490円
シールは
Amazonでも購入できます。
薬の補充と一緒に
シールの残りも確認しておきましょう。
5.入院した時はすぐに返却
長期入院した時は
レンタル品なので
早めに返却して料金を止めないといけない。
入院でバタバタしていても
FUKU助くんは高額なので
できるだけ早く対応しましょう。
退院が決まった時も
すぐに手配してもらえるように
取扱店か、オンラインストアから
早めに申し込みしましょう
6.精密機械なので取り扱い注意
室内の温度や人感反応を検知するセンサーが搭載されていたり
画面もタッチパネルになっているし
精密機械なので取り扱いには気を使います。
もちろん、
故意に壊してしまったら弁償になるらしい
暴れたり、物を壊したりする認知症の症状がある人は心配で使えないかも。
7.薬の取り出しがない時は別の手段で確認が必要
これは何度かあったけど、
母が寝坊して
FUKU助くんが
「お薬の時間です。」と呼び掛けているのに
そのまま寝ていて・・・
私のスマホにも
「薬を取り出していません」と連絡が!
急いで電話するけど
寝ている母は出ない・・・
結果、以前設置した見守りカメラで確認。
寝ているだけみたいだったので一安心。
そのあと30分後には起きて
薬を取り出してた。
FUKU助くんは
便利だけど
反応がない時の対応は
考えておかないといけません。
あと、取り出したはいいけど
そのまま机の上に置いて
薬を飲んでいないこともあるので、
その時も
カメラがあると
ちゃんと飲んでいるまで確認できます。
服薬ロボットFUKU助の”7つのデメリット”
-
レンタル料金が高い
-
お試しできない
-
薬は最大31日、セッティングには注意が必要
-
専用のシールを買わないといけない
-
入院した時はすぐに返却
-
精密機械なので取り扱い注意
-
薬の取り出しがない時は別の手段で確認が必要
まとめ
母が自分で薬を飲めなくなってしまって
いろいろ試行錯誤したけど
FUKU助くんのおかげで
心配事が1つ減りました。
高齢者にとって薬の管理が難しい話は
よく聞くので
いつかFUKU助くんが
介護保険で使える福祉用具に
なったらいいのになと思ってます。
追記:長期入院になった場合の注意点
FUKU助を使い始めて半年ほど経ってから
母の食欲が落ちて、体重が急に減ったので
検査入院することになってしまいました・・・
短期の入院だと思っていたら、
入院が長引いてしまった。
そこで問題になるのがふく助のレンタル代!!!
使ってなくてもレンタル代は払わないといけない・・・
1か月11,000円
代理店の担当者に連絡したところ
もちろん、一時返却も可能とのこと
でも、返却して
再度レンタルする場合
初期費用の38,800円がまた掛かってしまう。
なので、
入院期間が2か月を超えたところで返却を決めました。
高齢者は転倒したり、食欲が落ちたりして
体調不良のため入院することも少なくないと思います。
入院が長期になる場合は
返却手続きを忘れずにしましょう。